エスパスホームデコアのスタッフが新商品の情報や配達の様子などを更新していきます。

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2017年ありがとうございました!

こんにちは!エスパス社長の吹戸です。

2017年終わりが近づいてきました。

皆さんはどんな一年でしたか。

私にとってはどんな年だったか。

椅子に始まり、椅子に終わったといった感じですね。

いつものことにプラスして椅子の修理、椅子づくりを深く考えて過ごした一年でした。

三重の伝統工芸品伊勢木綿でスツールをつくると決めて、張り込んで、作って、東京の展示会に出展して、そして自分の店で販売して。

京都で教えてもらったことを実践に移した一年でした。

最近はお客様の椅子修理も忙しくなり、毎日どんどんリペアをやってます。

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昨日は今年最後のうれしい配達がありました。

今年もう一つ取り組んだ一枚板のダイニングテーブルの納品日。

お客様は一枚板伊勢木綿のスツールと一緒に使いたいとのことで全部で7台。

ありがとうございます!

真ん中のピンクの縞模様は小学生の女の子が選んだ柄。

自分でつくって自分で納品。つくり手の気持ちもわかるようになってきました。

タモの無垢材の一枚板と伊勢木綿の柄がとてもいい感じでコーディネートされて良い感じ。お客様も「めっちゃ良い!!」と大満足。一緒に行ってくれた一枚板のNさんも「タモと合ってますねーー」と笑顔。

みんながハッピーになってくれてとても印象に残る一年最後の配達になりました。

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皆さま、一年間ありがとうございました。

いろいろありますが、まわりにいてくれる皆さま、スタッフ、仲間、そして家族に心より感謝する日ですね。

来年もどうぞよろしくお願いします。

そして皆さまにとって良い一念になりますように。

 


ポートランド視察ブログ4「超イケてる店・照明・雑貨編」

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グッとくる店というのは誰にでもあると思います。その雰囲気、商品、香り、空間、スタッフ、照明などなど。

初めて来たときに「グッ!!!」ときた店がこのスクールハウス・エレクトリックでした。2016年のツアー、この店では照明からダイニングテーブル、ソファまで見せ方が洗練されていて衝撃で写真をとりまくったことを思い出しました。

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照明メーカーなのにファブリック雑貨がおしゃれ!それも自社製造さらにこの建物の中でつくっている。なんというこだわりのオリジナリティか。と思いました。

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10月9日

Schoolhouse electric & supply

今回も説明してくれたスタッフからの言葉でNet new(ネットニュー)という独自の考え方に感銘を受けました。

説明してくれた人は後でスタッフと知りましたが、しばらくオーナーだと思っていました。話し方と雰囲気が違う。いちスタッフとして外国人に対してあれだけ語れるとはさすが!

自社で開発した照明のシェード、ブラケット、ファブリック商品は「真に新しい」というコンセプトで開発されていて他社のマネではないとのこと。

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Keep Portland Weirdのフレーズがぴったりの企業。シェードの形おこし、モールデング、研磨から縫製まで違う分野のものづくりをショップまで含めた一つの建物内で完結させるのはやはり凄いですね。ポートランドらしさを形にしたような企業です。

これはマネできないと感服したのでした。

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本当にこの店のファンになりたい。この店の照明が欲しい。掛け時計が欲しい。コアなファンはセレクトする力とともに自らものづくりしているかどうかが重要なポイントになるはず。

ネット販売が売上の70%というのも納得しますが、ここまで来ると立地は関係なくどこに建っててもお客さんは来ます。こういう店にはショッピングセンターなんかは必要ないのがわかりますね。

「自店集客」は前回のポートランド視察ツアーの結論でした。スクールハウスエレクトリック&サプライ、この店の中身を知れば納得ですね。

次回は私が影響をモロに受けた経営者が運営する家具店「The Good Mod (ザ グッド モッド)」についてお話しします。


こんな人が国際人

エスパス社長の吹戸です。

先日ドイツ人の青年をホームステイで受け入れました。彼がいることでとても気持ちの良い時間が過ごせました。こんなこともあるんだな、ということでその時の話です。

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日独スポーツ少年団交流事業を我が家でも協力するととなり、3泊4日でモーリス君がやって来ました。彼の本業はエンジニアですが、休みの日には体操の指導者になるスポーツ少年団のコーチなんです。

彼はざっとこんな人です。

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礼儀正しく笑顔でフレンドリー。一緒にテーブルを囲むとなんでも食べる。異国の文化にとても勉強熱心で好奇心旺盛。そして自分の国のことをしっかり話しができる。彼の様な人が真の国際人なんだなと思いました。

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初めて会った時、我が家の玄関でした。日本語で、「こんにちは!モーリスです!よろしくお願いします!」それも大きな声と笑顔で。日本語会話はできないけど、自信をもってしっかり話す異国のセンテンス。いいですね。その瞬間ナイスガイやー!と安心しました。

一緒に過ごすときはお互いブロークンな英語ですが、十分会話になります。我が家のゴハンもなんでも食べてくれて嬉しかった。食べるという行為は大事なんですよね。異文化を受け入れてくれてる!とホストはホッとするのです。特につくるお母さんは。そういうテーブルは話しも弾んで楽しいですよね。彼は白いご飯はもちろん、刺身も味噌汁などなど。嫌いなものなかったですね。

剣道体験では真剣にコーチの話しを聞いて全力で「めーん!!!」ウチの次男が相手でした。彼にとっても次男にとっても思い出の相手になったと思います。 

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朝は小学校まで長女と登校。スポーツ少年団では小学生を相手にしているので異国の小学生の様子見たかったのでは。でも「一緒に登校して良い?」とはなかなか言えませんよ。すごく好奇心旺盛、そして異国の様子を学びたいと思う心なんでしょう。

そして自国のこと、身近なことをしっかり英語で話せる。そこも凄いと思いました。長男が大学受験でその話題からドイツの大学入試制度を、そして神社の話しからキリスト教、教会など宗教のことも説明してくれました。他の国のことを学ぶ時、自国のことをしっかり相手に伝える力は知ること以上に大事ですね。ここは日本人結構苦手。時として宗教を語ることをタブー視する向きもありますが他国ではNG。ちゃんと学ばないといけないところです。

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英語が話せるだけではダメ。モーリス君の様なマインドを育てることこそ大切と教えられました。「国」を好きになることはその国の「人」を好きになることなんですよね。

別れの時はグッときましたね。また彼とドイツで会いたい。MO, Danke!


ポートランド視察ブログ3 「本屋を超えた本屋パウエル」

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10月9日

ポートランドは読書人口世界第2位と統計(Amazon.com調べ)があるそうです。それはとても納得できる数字だ、と思えるのがダウンタウンにあるパウエルブックストアの存在です。

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(バーンサイドストリートからの存在感のある赤ライン)

本屋というにはあまりに奥が深すぎる。古本から新品まで幅広い品ぞろえなどというだけでは説明にならない本に対する「愛」のかたまりのような店。似たような店は日本にはありません。世界一の本屋。それがパウエルです。

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(圧倒的な品ぞろえと見やすい色ゾーン別売場)

初めて訪れたのは1989年だったと思います。教科書を買いに行くというアメリカ人の友人に連れられてクルマで1時間半。当時住んでいたオレゴン州ユージーンから行ったときは「でかい本屋だ」という印象と、日本のマンガが置いてあって「アメリカに日本語のマンガやん!」と驚いた覚えがあります。

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(アマゾンがあってもパウエルで買う。ストアロイヤリティが半端ない)

圧倒的な品ぞろえとそれを支えるカテゴリー分けした見やすい売場、スタッフの感想があって選びやすい売場。作家が自分の本をほぼ毎日のようにPRしにくるイベントが盛りだくさんの店舗。

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(手書きのPOPがいっぱい。スタッフの気持ちが伝わる)

本を好きになってもらおうとする店側の姿勢と、本好きの市民から愛されている、ある意味ポートランドの店舗の象徴ですね。

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(これ1か月ではなく半月分のスケジュール。ほぼ毎日イベント作家さんが来て本屋)

書店は最もネットにマーケットを奪われる業種。ヴィレッジのように雑貨に構成比を持ってくるのではなく、あくまでも「本」で勝負する姿は本当に強大で尊大。実店舗を運営する者として仰ぎ見る存在ですね。パウエルは。

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(びっしりと書いてある本を読んだ感想POP)

パウエルを見るとやはり店舗は商品と人なんだな。と感じます。スタッフがとても親切。改めてローカルの力強さを肌で感じました。

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(パウエルのスタッフは、いつも接客の気持ちを忘れない)

パウエルの地元への愛とパウエルを愛する地元の人々で、巨大なアマゾンとは別の次元で確立した今の実店舗のモデルを見た感じでした。

 

次回は照明のかさメーカーからスタートしたの超オシャレインテリアショップ&ものづくり。スタートスクールハウスエレクトリック&サプライです。


ポートランド視察ブログ2「地元商品のおしゃれセレクトショップ」

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ポートランドは実は学生時代に過ごした街。1988年~1991年オレゴン州で過ごし、ダウンタウンにあるポートランド州立大学を仲間とともに卒業した思い出の街でもあります。

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30年前も美しい芝生の公園があり、よくマウンテンバイクで出かけました。コンパクトで歩きやすい街という印象でしたが、現在ほどの洗練された雰囲気はありませんでした。それが今ではスモールビジネスが発展して更にショップが立ち並び、自転車が行き交い人が集いダウンタウンも郊外のスポットもにぎわっていました。

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街の魅力はローカルな商品、ローカルな店があるからこそ。コモディティー商品ばかりなら街に行かずともネットで買えるのでそもそも頻繁に出かける必要がなくなるのです。ショップこそ魅力ある街の原動力だとポートランドは教えてくれました。

今回はローカルの商品をおしゃれに表現しているショップのレポートです。

10月9日

Made Here PDX

ポートランドにあるいろんなメーカーが単に商品を持ち込んで陳列してあるだけではなく、この店の見せ方(VMD)の方針に従い、ポートランドというブランド力を美しく表現していた。

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(ロゴがオシャレなPDX・PDXはPortlandの略称)

POPにしても各社が定型のサイズ、フォントに統一されてディスプレイも素晴らしかった。よくある日本の「道の駅」のお土産物ショップのバラバラ感は全くなかった。

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人が集まるパウエルブックストアの目の前にあるこのセレクトショップはポートランドで活動中のアーティストやものづくりをする職人を力強く後押ししています。商品のセレクトと見せ方がちがう。ローカルな雰囲気は残しつつ、非常に洗練されたVMD(見せ方・ビジュアルマーチャンダイジング)で商品を表現している。POPのフォントの統一感などは日本のローカルなショップが本当に見習うべきと感じました。

 

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(Bee Localのハチミツの売場)

セレクトされた商品を見ているとオーガニックなど文化度の高さが感じられます。Bee LocalのハチミツやQuinのキャラメルは自然食品で素材にこだわったローカルフードがオシャレな棚でディスプレイされていました。

作り手に場所を貸すだけではなく、生産者の魅力、洗練された雰囲気やブランドを伝えようと努力する店。価格以上価値を上手に表現していて店のチカラを感じた売場でした。

オーナーの話では"Made Here Seattlle"のようして他の州、他の街へ同じようなローカル商品良さを伝える店をやりたいと言っていました。今後の展開にも注目したいです。

次回は独立系書店世界ナンバーワンのパウエルブックストアをご紹介します。