ポートランド視察セミナー2017レポート1
2017年10月米国ポートランドに1週間視察に行ってきました。昨年、一昨年とここ3年ポートランドに通ってますが、毎年学びが超巨大です。今年は特に後からじんわりそしてかなり熱く来ています。2016年はツアー後、ものづくりをやらんとあかん!と一大決心。椅子職人を目指し京都の椅子学校で師匠に付き一年。いまは店で椅子の張替えを受けれらるようになりました。
それして今年は3年の総括。経営者の言葉を聞きながら、ずいぶんとインスパイアされたなと実感するほど自分の気持ちの芯のところから今の生き方、事業のことを見つめなおすきっかけを与えてくれたツアーでした。
5日間運転手スコットが運転するバスに乗り、ポートランド市内、郊外の先進店舗、施設などを総勢24名の小売業、工務店、コンサルタントの経営者のみなさんと共に見てまわりました。
(西岡家具・西岡社長と早朝ラン)
洗練された空間デザインの雑貨、家具ショップ、サードウェーブのカフェ、ビーントゥバーのチョコレートショップ、ウィラメットバレーのワイナリーなどなど。毎日気合が入ったパツパツのスケジュール。勉強熱心で魅力的なメンバーのみなさんと過ごした時間は非常に中身の濃いものでした。
(再開発のパール地区にあるナイキのレンタバイク)
そんなツアーで今回最も心に残ったもの。それは先進店のショップオーナーから直接聞いた経営理念でした。
この「全米一住みやすい街」は魅力的なスモールビジネスがあるからこそ!その一部を順を追って紹介したいと思います。
10月9日
Edge Field(エッジフィールド)
マクミナミンズのリノベーションは独特の世界観があり非常に魅力的なのです。照明を抑えて訪れた人の想像力をかきたてる感じがいい。レストラン、ワイナリーの内装は家具、壁面装飾などのカラーコーディネートに統一感あってとても特別な空間です。
(エッジフィールドの内装)
マクミナミンズというポートランドの地場の企業グループが運営する施設。
昨年の視察ではケネディースクールという小学校をリノベした施設で昼食をとってその独特な内装の世界観に見入ってしまった。今年は同じグループの施設で古い労働者用の宿舎・寮(ドミトリー)を改装した総合施設を視察でした。
(エッジフィールドの廊下。マクミナミンズグループは独特のレトロ感)
ここはレストラン、ワイナリー、ゴルフ場、ホテルが一体となった言ってみればリゾート施設。ポートランドのダウンタウンからは40分程度。
感心するのはそのインテリア。ホール、部屋から廊下までほぼすべて手書きのペイントが施されています。薄暗いレトロ感が良い。マクミナミンズの施設でしか見ることができない統一された雰囲気はまるでテーマパークのアトラクション内を歩いているような感覚になります。
(タイムスリップしたような世界観は一種のテーマパークの様)
改装したという「古さ」に価値があるという感性。新品の良さより味のあるビンテージ&レトロ感。何故か魅力なんです。1件目からイケてるポートランドのレベルの高さを実感したのでした。
次回はMade Here PDXというメイドインポートランド商品のセレクトショップをご紹介します。