ポートランド視察ツアー2017レポート4
グッとくる店というのは誰にでもあると思います。その雰囲気、商品、香り、空間、スタッフ、照明などなど。
初めて来たときに「グッ!!!」ときた店がこのスクールハウス・エレクトリックでした。2016年のツアー、この店では照明からダイニングテーブル、ソファまで見せ方が洗練されていて衝撃で写真をとりまくったことを思い出しました。
照明メーカーなのにファブリック雑貨がおしゃれ!それも自社製造さらにこの建物の中でつくっている。なんというこだわりのオリジナリティか。と思いました。
10月9日
Schoolhouse electric & supply
今回も説明してくれたスタッフからの言葉でNet new(ネットニュー)という独自の考え方に感銘を受けました。
説明してくれた人は後でスタッフと知りましたが、しばらくオーナーだと思っていました。話し方と雰囲気が違う。いちスタッフとして外国人に対してあれだけ語れるとはさすが!
自社で開発した照明のシェード、ブラケット、ファブリック商品は「真に新しい」というコンセプトで開発されていて他社のマネではないとのこと。
Keep Portland Weirdのフレーズがぴったりの企業。シェードの形おこし、モールデング、研磨から縫製まで違う分野のものづくりをショップまで含めた一つの建物内で完結させるのはやはり凄いですね。ポートランドらしさを形にしたような企業です。
これはマネできないと感服したのでした。
本当にこの店のファンになりたい。この店の照明が欲しい。掛け時計が欲しい。コアなファンはセレクトする力とともに自らものづくりしているかどうかが重要なポイントになるはず。
ネット販売が売上の70%というのも納得しますが、ここまで来ると立地は関係なくどこに建っててもお客さんは来ます。こういう店にはショッピングセンターなんかは必要ないのがわかりますね。
「自店集客」は前回のポートランド視察ツアーの結論でした。スクールハウスエレクトリック&サプライ、この店の中身を知れば納得ですね。
次回は私が影響をモロに受けた経営者が運営する家具店「The Good Mod (ザ グッド モッド)」についてお話しします。