こんにちは!エスパス社長の吹戸です。
今日はテーブルな、、一日でした。県内の材木を見て回りました。
朝から亀山。午後は松阪飯高町へ。
まさに三重の「WOOD LOVERSたち」を訪問していろいろ語った熱い月曜日になりました。
テーブルになる一枚板を見ながらそしてその良質な素材を見て思ったことを書きます。
三重には山を愛する、そして森林を誇りに思い活動する若い人たちがたくさんいること。
それを感じて熱い気持ちになりました。
紀伊山地の豊かな自然がある三重。木を身近に感じて生活することの豊さ。
量産ではない良いものを使い、それを次世代に受け継いでもらう努力をすること。
人工林のスギやヒノキをインテリアとして届けることの大切さを実感したのです。
三重は人工林の比率が全国5位と非常に大きな面積を持ちます。
そこで何十年もかけて育つ植林されたヒノキや杉。
それらの人工林は間伐を行うことで節が少なく、美しさでその価値を上げてきた材です。
その昔、和室がメインの日本の住宅では価値があった材も今では
建築が和から洋に変化し建築材のほとんどは壁の内側に隠れて
インテリアとして見ることがほとんどありません。
そう言う私も住まいは「洋」です。でも実は本当にもったいない。マジでですよ。
実際、何十年もかかって育って、最後は燃料になってその木の「一生」を終える木がたくさんあるのです。
発電用のバイオマス燃料として燃やされて。
以前に飯高に行った際、80年生、90年生という大切に育てられた材が
バイオマス行きのトラックを待っている姿を見たときホント悲しくなりました。
建材で需要が先細りなら、今後はテーブルや家具の材でその良さを伝えることができないか。
逆にそれしかないんちゃう?
広葉樹、針葉樹から生まれる木製品に限らず三重のいいものを揃えてライフスタイルを提案し、
ショップという空間で表現してみたい。
できることは限られるかも。でもやってみたい。作ってみたい。
そんな気持ちを新たにした日になりました。